この記事では、7月23日に実装される新チャンピオン、アクシャンを紹介していきます。独特なブリンクスキルやゲームシステムを覆す蘇生など、このチャンピオンの魅力をお伝えできれば幸いです。
アクシャンのチャンピオントレーラー
アクシャンのスキル
まずは、アクシャンのスキルを見ていきましょう。
パッシブ - ダーティーファイト
このパッシブには、2つの効果があります。
まず1つ目は、通常攻撃かスキルを3回命中させると追加物理ダメージを与え、対象が敵チャンピオンだった場合には、シールドも獲得するという効果です。
これは、ナーやヴェインのパッシブに、シールドがついたようなイメージですね。
2つ目は、通常攻撃が2連続で出されるという効果です。1回目の通常攻撃後、そのまま移動しなければ2回目の攻撃が行われ、減少した物理ダメージを与えます。また、2回目の通常攻撃をキャンセルした場合には、アクシャンの移動スピードが増加します。
減少物理ダメージを与えるとのことですが、実践では棒立ちで2回連続通常攻撃をすることは、あまりありません。なので、通常攻撃後に移動速度が増加するという効果のほうが重要だと思われます。
Q - 報復のブーメラン
ブーメランを投げて当たった敵に物理ダメージを与え、対象を可視化します。また、ブーメランの飛距離は、敵に当たるたびに伸びていきます。
行きと帰りの両方に当たり判定があるスキルで、アーリのQに近い感じですね。
W - 義賊の流儀
パッシブ
Wのパッシブは、味方を倒した敵を倒すと、倒された味方が復活するという効果です。敵チャンピオンが味方をキルすると、その敵チャンピオンにマークが付きます。マークが付いた敵からキルまたはアシストを獲得すると、その敵に倒された味方全員が本拠地に復活します。この時、アクシャンは追加ゴールドを獲得し、他の敵からはマークが消滅します。
マークがついている時間は45秒くらいと意外に長く、集団戦中であれば意識せずとも味方を復活させることができます。キルだけではなく、アシストでも発動するところもポイントです。リデンプションとかで悪さができるかも?
アクティブ
発動すると数秒間、カモフラージュ状態(少し離れた敵からは見えない)になります。また、地形の近くにいる場合には効果時間が無制限になります。効果時間中は、Wのパッシブのマークがついている敵への道筋を見ることができ、その方向に移動中は移動速度とマナ回復力が増加します。
ツイッチのQとワーウィックのパッシブを組み合わせたような効果ですね。加えて、無制限カモフラージュはイブリンを思わせます。
E - ヒーロースイング
フックショットを発射して、命中した地形に突き刺します。突き刺さっている間に再発動すると、再発動した方向に地形の周りを飛ぶことができます。このスイング中は、近くにいる敵に弾丸を発射して物理ダメージを与えます。さらに、スイング中に再発動することで、再発動した方向に飛び出してもう一発弾丸を発射します。また、このスキルのクールダウンは、キルまたはアシストを獲得することで解消されます。
飛距離がかなり長い代わりに、癖の強いブリンクスキルです。ダメージもかなり高いので、このスキルをうまく使いこなせるかが、アクシャンを使いこなすカギになると思います。
R - 当然の報い
敵をロックオンして詠唱し、再発動または詠唱終了時にチャージされた弾丸を発射します。この弾丸は、ミニオン、チャンピオン、建造物に、減少体力に応じた物理ダメージを与えます。
詠唱中は攻撃できないので、戦闘中は使いにくいです。ただ、EのブリンクはRの詠唱中でも使えるので、うまく組み合わせてDPSを上げるコンボがあるかもしれません。
また、ロックオンした敵とアクシャンの間に他の敵ユニットがいた場合、その敵ユニットに当たってしまうので、うまく立ち位置を調節する必要があります。下の動画は、この記事を書いている途中で見つけた面白いシーンです。
アクシャンのロールは?
アクシャンのスキルが分かったところで、このチャンピオンのロールは何なのか考えていきましょう。
アクシャンの開発エピソード (https://jp.leagueoflegends.com/ja-jp/news/dev/champion-insights-akshan/) を読んでみると、主にミッドでのピックを想定されたアサシンチャンピオンのようです。
アクシャンは、マークスマン × アサシンという、新しいプレイスタイルを狙って開発されました。遠距離から攻撃できるマークスマンの性質と、カモフラージュやブリンクで奇襲できるアサシンの性質を組み合わせたチャンピオンということになります。もし仮にそれらが両立すれば、ぶっ壊れになること間違いなしでしょう。
ですがテスト鯖でのプレイ映像を見る限りでは、タンクを溶かす程の継続火力はなく、キャリーを瞬殺するほどの瞬間火力も足りていないようです。使いどころの難しいチャンピオンになると思われます。
確かに高い機動力とカモフラージュを持っていますが、ADCにオールインしても、返り討ちにされてしまいそうです。
ですが、アクシャンの戦闘能力が全体的に低いのには理由があります。Wの味方チャンピオンを復活させる能力の代償となっているからです。
ゲームシステムを覆すようなスキルを実装してくるところを見ると、すでに実装されているチャンピオンと差別化しようと苦労している開発陣の様子を感じ取れるような気もします。(勘違いだったら申し訳ないです)
味方を蘇生するという能力は、LoL史上初のものなので、どんなメタになるのかとても興味深いです。特に綿密な戦略を立てられるプロシーンで、どのように運用されるのか気になります。
1体のチャンピオンにいろいろと詰め込みすぎた感のあるアクシャンですが、プレイする分にはとても楽しそうですね!
アクシャンのOPビルド
まだ実装されていないアクシャンですが、テスト鯖でのプレイ等から、どんなビルドがあっているのか見ていきましょう。
ルーン
マークスマンということもあり、メインは栄華を選択するとよいでしょう。その中でも、3回攻撃で発動するプレスアタックとの相性がよさそうです。ヴェインと同じ理屈ですね。
それ以降のルーンも、凱旋、迅速、最後の慈悲、と取っていく一般的なマークスマンのルーンと同じでよさそうです。
アイテム
アクシャンは、通常攻撃主体のチャンピオンであるため、コアビルドは、クラーケンスレイヤーやイモータルシールドボウと相性がよさそうです。
また、機動力の高さを底上げするゲイルフォースを積むのも強いかもしれません。
それ以降のビルドパスも、通常攻撃のダメージを上げるインフィニティエッジやファントムダンサーと進めていけば、ゲーム終盤でも活躍できるでしょう。
つまり、ADCと同じでOK
ランク戦での統計データが取れていないので、かなり浅い解説となっていることは自覚しています。
ですが、基本的にはADCたちと同じようなビルドで進めて行けば問題はないでしょう。
瞬間火力に特化したアサシンビルドや、リデンプションとWのパッシブを組み合わせて味方を蘇生するサポートビルドなど、今後どんなビルドが出てくるのか楽しみです。
終わりに
アクシャンの運用については、プロプレイヤーを中心にどんどん研究が進んでいくと思います。
新チャンピオンが実装されたばかりの時期は、みんなが無知な状態でゲームをプレイしていくことになるので、カオスなある種の楽しさがありますよね。
アクシャンの今後の活躍に期待しつつ、この記事を締めたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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